6月15日(木)9時30分ごろ、上富田町の市ノ瀬橋で車の移動組と待ち合わせ、少し歩いて興禅寺へ向かいました。16名が参加。梅雨とは名ばかりのとても良いお天気でした。
興禅寺の達磨像も微笑んでくれている気がします。
屋根の上にまた屋根が・・うだつです。かつて、米をたく煙がこの小さな屋根から上っている家は「うだつが上がった」のだそうです。
手前の木は「タラヨウ」です。古い時代、この木の葉に文字ををかいて送ったことかが葉書の語源です。
このあと、寺の後方にある借景の庭園を拝見し、お隣の大耕庵のお庭も拝見しシャラの木の花を見せていただいて、富田川(旧岩田川)沿いに鮎川王子に向かってに歩きました。
壮大な景観が広がっています。熊野古道は平安時代にはこの岩田川の中を垢離をしながら歩いたのだとか。川そのものが古道でした。
修明門院の熊野詣での時、大水が出て女官たちが流されて亡くなったとの記載があります。それ以降は「御氷場」をつくり、岩田川に装えて垢離をしたそうです。熊野参詣者にとって、水の中を通る垢離は絶対的に必要だったことがうかがえる話ですね。
一の瀬王子です。藪中王子、清水王子とも呼ばれています。地名は市の瀬ですが。
今年は空梅雨のようです。雨が少ないので富田川には水量がありません。山あいの道を歩きます。