東 道のきのくに花街道

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吉宗を支えた男 -(6)

 見沼代用水の工事は難攻をきわめた。長い距離を農閑期の間にやりとげるためには区間を決めて同時に進めなくてはならない。測量に寸分の狂いがあってはいけない。黒鍬者たちはくる日もくる日も土砂を掘り、進んでいく。大雨が降れば水かさが増し、田や畑にあふれる。百姓たちが叫ぶ。「竜神さまの祟りだ!」と。 

 60歳半ばを過ぎた弥惣兵衛にとって、精神的にも体力的にも疲労が重なり寝込む日が続く。それでも工事は続けられた。ある日、弥惣兵衛が部屋で休んでいると美しい女性が訪ねてきた。
 ミズハと名乗るその女性は実は龍女神の娘であった。ミズハは弥惣兵衛に工事をやめるように懇願する。私たちのふるさとが無くなるのはつらいですと。

 けれども弥惣兵衛の信念は変わることがなかった。私もふるさとはある、帰りたい。でも私にはやらねばならないことがある。民が幸せに暮らすために自分の役割を果たすまでは帰れないと話す。
 やがて、弥惣兵衛の純粋なまでの生き様を知ったミズハは弥惣兵衛に協力しようと心に決める。

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 ミズハ役に有島華子さん、そして龍女神にゲスト出演の可純小春さん。可純さんは若い頃の椿役としても出演。踊りがうまい役者さんだ。ほかの踊り手たちは龍のウロコ役です。
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  可純さんの「亀の川念仏踊り」は可憐な美しさが、龍女神の踊りは妖艶さがあり、不思議な魅力のある女優さんです。

 
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by kigaaris | 2014-03-15 23:46 | ミュージカル“井澤弥惣兵衛” | Comments(0)