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カテゴリ:ミュージカル“聖武天皇と宮子姫”( 9 )

ミュージカル「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」-9

 聖武天皇が統治した時代、律令制度が確立したものの、干ばつが続き農地は荒れていきます。毎日のように地震が続いたり、火災が起こるなど、民が安心して暮らせることがなく、すべてを自分の政治が悪いせいだと考えて悩む天皇でした。次々と都を移していきますが安定せず、天皇の悩みが解決することはなくさまよう日々を過ごします。 そのような時に行基の噂を聞き、会いにいくのでした。そこで聖武が見た行基の姿は・・・。
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 行基をしたう農民たち。左端に村瀬会長、そして初舞台の山中信吾くん、その隣の吉井孝記さんは今回3役で登場します。榎本のんちゃん、西増真望さんも2役です。佐々木浩敏さんは行基と新田部親王と、小林かおるさんも三千代と役人との2役です。
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 殴られても蹴られても、必死で民を守ろうとする行基の姿に心を打たれた聖武天皇は、行基のもとに教えを乞いにいきます。どうすれば民の心が得られるのかと。行基もまた、そのような天皇の姿に心を打たれ、ともに民のために働くことを誓います。
 
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 二人の間に強い信頼の絆が芽生えたのでした。こののち、行基は生涯を聖武に支え、聖武はやがて、民たちが自らの手で協力しあって作る大仏建立への道を歩みはじめます。
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by kigaaris | 2014-11-27 22:27 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)

ミュージカル「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」-8

 信頼する長屋王に謀反の罪をきせて自害に追いやったことで、自らを責める聖武でした。一方では藤原4兄弟が官位をあげ、朝廷内で権力を拡大していきます。しかし、九州から持ち込まれた天然痘が流行り、その4兄弟が次々と亡くなってしまいます。聖武天皇にとっても光明皇后にとっても、失意の日々でした。
 ある日、光明皇后が病で寝込んでいると聞いた宮子姫が光明子の部屋へ見舞いに訪れます。そこにいた玄昉僧上から唐の国の面白い話を聞き、宮子も光明子もすっかり気分がよくなっていくのでした。玄昉僧上に和佐裕一郎くん。光明子に江川望さん。江川さんにとって初舞台となりました。
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 久しぶりに笑顔をとりもどした宮子姫。
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 おりしも、聖武天皇が光明子を見舞いに来ました。恋しい母が同じ部屋にいるとは知らずに・・・。
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 生まれてから30年あまり会うことができなかった親子の再会です。始めは母を認めようとしなかった聖武天皇でしたが、母の一途な思いにふれ、再会を喜びあいます。二人の感動的な出合いは、観客の涙をさそいました。
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by kigaaris | 2014-11-27 21:49 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)

ミュージカル「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」-7

 再びミュージカルの舞台です。舞台は初めてという西増まきさん。元明天皇のあとを継承した元正天皇役で登場します。なかなか堂々としたものです。
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 やがて首皇子が成長し、聖武天皇として即位します。聖武天皇にザ・ビートの岡村康司さん、ロックのバンドの代表です。10年前、KCMの前身の「きのくにミュージカル」の時代に「有間皇子」でバックバンドをお願いし、昨年「井澤弥惣兵衛」でも歌手として出演していただきましたが、今回は役者として初めての舞台です。見事に主役をこなされました。
 右側は長屋王の辻 典弥さん。平成22年の「小栗判官ものがたり」では主役の小栗判官役で出演され、4年ぶりの復帰です。
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 聖武天皇は生まれてから一度も母の宮子に会うことがなく育ちました。母を恋しいと思う気持ちと、宮子がわが子を思う気持ちが舞台の上でゆきかいます。
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 聖武が即位した神亀元年、和歌の浦の玉津島へ行幸されました。この時詠んだ万葉の歌が有名です。「和歌の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 芦辺をさして 鶴なきわたる」(山部赤人)この歌は長歌「やすみしし・・・」にたいする反歌2首のうちの1首だそうです。
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by kigaaris | 2014-11-26 23:52 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)

ミュージカル「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」-6

 第3場は平城遷都です。和銅3年(710)3月、都が藤原京から平城京へ、ほぼ完成した状態で移されました。首皇子(聖武天皇)13歳でした。新しい部屋にかけられた篆書(てんしょ)の屏風を見て、その文字を読み解き、不比等を驚かせます。首皇子はなぜ母に会えないのかと、不比等に問い詰めます。
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 第4場は元明天皇と長屋王の対面です。元明天皇を東 道が、長屋王に辻 典弥くんが演じました。文武天皇の父の草壁皇子の妃であり、首皇子の祖母にあたる元明天皇は文武天皇が崩御したあと、天皇となり首皇子が天皇となるために血脈をつなぎます。頭の飾りと手にした扇子(古代の)は榎本のんちゃんの苦心の作です。
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 その時代、春から夏にかけて雨が一滴も降らず、夏には大雨が降って増水し家や田が流されました。農民たちは律令制度によって田畑を与えられたものの、農作物が実らず、土地を捨てて逃げ出す人がでるほどでした。そんな時、灌漑用に池や畑を作って民と一緒に働くという行基の噂がひろまります。
 農民役の村瀬先生に「かわいい!」という声が聞こえてきました。
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 宮子姫の養父での藤原不比等の妻の橘(藤原)三千代の4人の息子が次々と官位をあげて入閣し参議となります。三千代もまた高い官位を受け、藤原一族が繁栄します。三千代の前夫の子である橘諸兄(たちばなもろえ)とともに、天皇から橘の名を授与され喜びあう親子です。三千代役に小林かおるさん、諸兄役には大川拓哉さんです。
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by kigaaris | 2014-11-25 00:31 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)

ミュージカル「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」-5


 本番前のリハーサルの時の里地帰さんのショットです。手作りの衣装はいかがですか?袖が少し大きかったようで、本番直前に直しました。
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 第2場は首(おびと)皇子を生んでから病気がちな宮子姫を養父の不比等と妻の美千代がお見舞いに訪れます。宮子姫に吉井あやさん、不比等には吉井孝記さん、美千代には小林かおるさんです。
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 宮子姫役の吉井亜弥さん。この道十年のベテランです。今回の公演にも熱が入っています。いつも劇団員たちの演技指導や衣装制作など、裏方でも頼りになる人です。
 
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by kigaaris | 2014-11-23 00:36 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)

第19回全国万葉フォーラム・ミュージカル「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」-4

 ある日、宮子がといた美しい髪を小鳥が宮廷の小枝にかけました。その髪を見つけた文武天皇は大臣の藤原不比等に命じて、髪の持ち主をさがさせました。
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 全国を探し回った不比等は九海人の里に住む宮子を探しだします。宮子は不比等の養女となって、宮廷に入内し文武天皇の妃となったのでした。
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 きれいな切り絵「宮子姫」をバックスクリーンに、里地帰さんの二胡の演奏が古代の雰囲気をかもしだしてくれます。この写真は前日のリハーサルの時に撮らせていただいたので、衣装がまだできていなかったのですが、その夜は徹夜で衣装をつくり、なんとか本番に間に合うことができました。素顔の里地帰さんも素敵ですね。
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by kigaaris | 2014-11-23 00:09 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)

第19回全国万葉フォーラムin和歌の浦「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」-3

 ミュージカルは里地帰さんの甘く優しい二胡の演奏から始まりました。岡野さくらさんの歌と踊りに、聖武天皇役の岡村康司さん、行基役の佐々木浩敏さんが登場し一緒に歌います。
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 第1場は御坊の道成寺の境内です。現代の母親(こずえ)役に江川望さん、子ども(悠太)役に森脇はるとくん。寺の入り口にある高札をよんで、文武天皇の妃となり、聖武天皇の母となった宮子姫がこの近くの九海人(くあま)の出身であることを知ります。はるとくんも望さんも舞台初出演です。
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 悠太から聞かれてこずえは宮子姫のお話を始めます。語りに吉井あやさん。スクリーンは御坊市の協力で「切り絵・宮子姫」をお借りしました。素敵な画面です。
 九海人の漁師なぎさ夫婦には、長い間、子が授からず。毎日、仏さまにお願いしていました。そのかいあって可愛い女の子が生まれたのですが、その子は、なかなか髪の毛が生えなかったのです。
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 不漁が続くある日、九海人の漁師の妻のなぎさが、嵐の海に飛び込んで光るものを拾いあげると、それは小さな観音菩薩像でした。信仰深いなぎさはその観音像をお祀りし、娘の髪の毛が生えるようにとお願いしました。
 やがて娘の髪の毛が生えはじめ、見事な黒髪の娘に成長し、髪長姫と呼ばれるようになりました。昔は髪の美しさが美人の絶対条件でした。
 
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by kigaaris | 2014-11-21 22:53 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)

第19回全国万葉フォーラム「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」

 11月15日から17日まで「第19回全国万葉フォーラムin和歌の浦」が和歌山市と和歌浦周辺で開催されました。15日はビッグ愛でシンポジウムとミュージカル「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」があり、私たちはをミュージカル公演をさせていただきました。
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 当日は良いお天気に恵まれ客席はほぼ満員、2か月間の稽古を終えて本番に臨みました。リハーサルが1回だけという厳しい状況でしたが、演出の中野広之氏とともに全員がなんとか頑張って熱演し、好評のうちに幕を下ろすことができました。(実はこの会場には幕はありませんが・・・)公演をおえて全員で集合写真です。この笑顔を見て下さい。
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 前列中央の青い衣装をきたのが聖武天皇の子ども時代の首皇子(おびとのみこ)を演じた森脇はるとくん。子どもたちも舞楽と農民役で出演しました。
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 カーテンコールのあとは花束贈呈です。村瀬先生、里地帰さん、岡野さくらさん、そして中野監督に贈呈されました。
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 全員がロビー(?)に出てお客様をお送りするために待つ間に記念撮影です。最後の佐々木先生の挨拶の間に撮っていただきました。カメラが多くて目線が少し違いますが。
ところで今回のミュージカルの内容は??? これからできるだけ毎日ブログを更新して記録したいと思います。


by kigaaris | 2014-11-21 01:08 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)

和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~

 
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 いつしか秋。この秋は「第19回全国万葉フォーラムin和歌の浦」と題して、11月15日から17日まで、万葉をテーマとした催しが行われます。海南・万葉の会と紀伊万葉ネットワーク、和歌山県デスティネーションキャンペーン事業推進委員会の主催です。

 15日はシンポジウムと万葉ミュージカルがあり、劇団KCMが「和歌の浦のあけぼの~聖武天皇と宮子姫~」を公演します。神亀元年、聖武天皇が和歌の浦に行幸された時、お供の山辺赤人が読んだ万葉の歌「和歌の浦に 潮みちくれば 潟をなみ 芦辺をさして 鶴なきわたる」はあまりにも有名です。
 
 おそらく満潮の時でしょう。干潟で餌をついばんでいた鶴たちが 岸部に波が押し寄せたので 立っていられなくなって飛び立った様子を詠んだものです。片男波の語源が「潟が無いので」から始まったと聞いています。

 今回、脚本を担当し、万葉の歌ひとつの中にもいろいろな 背景があることを学びました。聖武天皇の生涯を描くことは、前回の「井澤弥惣兵衛』以上に難題です。東映太秦映像の中野広之監督に演出と脚本監修をお願いし、現在ようやく脚本がほぼ完成、出演者も決まりました。

 公演まであと1か月足らずですが、スタッフ。キャストともにやるき十分です。チケットの残が少なくなっています。お早い目にお求めください。
 まずはチラシを見てください。

by kigaaris | 2014-10-16 21:57 | ミュージカル“聖武天皇と宮子姫” | Comments(0)