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熊野古道・紀伊路 海南~宮原へー2 藤白神社と有間皇子

 藤白神社です。藤白若一王子とも言います。本殿の右隣に権現堂があり、熊野の本地仏三尊が祀られています。本殿が県指定文化財。
 斉明天皇が牟婁温湯(むろのゆ・現在の白浜町崎湯温泉)へ行幸の際の創建と伝わっています。持統天皇が行幸のとき、随臣が詠んだ万葉歌が残っています。

 藤白の み坂を超ゆと 白妙の わが衣手は濡れにけるかも 
                          (巻9-1675)

 19歳にして藤白坂で絞首された有間皇子をしのんで詠んだと思われます。
 境内の後鳥羽上皇が書いた熊野懐紙(国宝)を復刻した歌碑には「熊野王子和歌会 建仁元年(1201)10月9日当座」と刻まれています。
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 権現堂の右手の奥に有間皇子神社があります。 
 斉明4年(658)、孝徳天皇の皇子の有間皇子が謀略により、謀反の罪をきせられ藤白坂で殺されたことを偲んで、毎年11月11日に近い日曜日に祭礼を行ってきましたが、平成28年から11月11日に行われるようになりました。
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  民家を抜けて、名高の枕詞となっている紫川をこえて少し歩くと右手に有間皇子の万葉歌碑とお墓があります。御坊の岩内古墳が有間皇子の墓と言われるようになったのはごく最近のことです。それまで有間皇子の墓がなく、この近くに遺跡らしいものがあったので、そこにお墓をつくって祀ったようです。
                         (『海南市史』参照)
 
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 歌碑には勿論、有間皇子の歌が刻まれています。

 家にあれば けに盛る飯を草枕 旅にしあれば 椎の葉にもる                           
                          (巻2ー142)
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by kigaaris | 2016-05-31 19:54 | KIGA・熊野古道歩こう会 | Comments(0)