伊太祁曾神社の拝殿です。
イタケル三兄妹神ははじめ、秋月の日前宮の地に祀られていましたが、AD700年頃(聖武天皇の時代)亥の森に遷座となりその後、現代の地に分祀されるようになりました。オホヤツヒメは高積山に、ツマツヒメは吉礼に、それぞれ主祭神は違いますが三神が一緒に祀られています。
気生神社です。イタケルノミコトは有功に神ともいわれ気力のある神さまです。木=気でもあるのです。元気がなくなった時、ここに来れば気をいただけるかもしれません。
予約なしのお願いにもかかわらず、奥宮司さんはとても丁寧にお話を聞かせて下さいました。参加者たちはさっそくメモに書き込んでいます。神様のお話は日本人の原点でもありますが、意外に知られていないようです。
神官の衣をきた方がおられたので、写真撮影をお願いしたら快く引き受けていただきました。
伊太祁曾神社を出たのが13時10分。まだ少し時間があります。お天気も良いので亥の森へ足を延ばしました。野原の道を歩くこと約15分、亥の森です。
今から1300年以上も昔、この地にイタケル三神が祀られていました。今は周囲に家もなく田んぼの中にぽつんと小さな森として残っているのみ。
鳥居はやはり天板のない古代の様式です。この様式の鳥居は竈山神社とこの亥の森でしか見ていません。鳥居脇の大きな木が時代の変遷を偲ばせています。
私たちはこのあと、すぐ近くのある KIGAのメンバーの須田さんのご主人の陶芸工房を見せていただきました。和歌山はまだまだ自然がいっぱいだと感じた1日でした。 この日の歩数は22,396歩、14,1Kmでした。