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世界遺産・丹生都比売神社と天野の里を歩く

  11月3日、 昨夜から降り続く雨にもめげず、KIGA歩こう会のメンバー24名が天野の里と慈尊院、そして九度山の真田庵へと歩きました。 

 朝7時30分、JR和歌山駅で貸切バスに乗りこみまずは天野へ直行します。 
 今回は雨のため、高野町石道はあきらめて世界遺産の丹生都比売(にうつひめ)神社と天野の里にねむる平安時代の女性たちの遺跡を歩くことにしました。

 丹生都比売神社は朱を新しく塗り替えたそうで、鳥居が雨にはえてひときわ美しく感じられます。手前の太鼓橋は修復工事中でした。
 
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 境内には紅葉がまだ残っていて私たちを楽しませてくれました。
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  今日はアリスの会当時からの親友で地元に住む矢部マキさんに案内していただきました。貧女の一灯お照の墓へ向かうKIGAのウオーカー達です。
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 高野山の奥の院に千年近く輝く「貧女の一燈」と言われる灯篭があります。お照という少女が自分の髪を売ったお金で養父母の菩提を弔うために献じた一燈です。 
 
 生後まもなく天野の里に捨てられていたお照は養夫婦に拾われ大事に育てられ成長しました。けれどもこの夫婦はやがて他界してしまいます。

 お照はその後、この地に庵をむすび、養父母の菩提を弔うためにその生涯を終えたと伝わっています。 
 天和2年(1682)妙春尼により供養塔が建てられ、貞享5年(1688)天野の郷供僧(ぐそう)浄意(じょうい)が女人の苦しみを救うために代受苦の行を10年間つとめ、ここに碑が建てらました。 

 
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 お照の墓です。この墓の後方上に養夫婦の墓と伝わる碑が2基あります。足元は落ち葉が積もって滑りやすいので気をつけて歩きました。
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by kigaaris | 2015-12-04 00:13 | KIGA歴史街道歩こう会