東 道のきのくに花街道

ariskiga.exblog.jp
ブログトップ

季節を忘れた?花たち。

 初夏というには酷暑の7月でした。外気が37度を超すという異常気象のせいか、庭の花たちも季節を忘れたようです。

 右のほうにアジサイ(6月)の花が咲き、左手にはムクゲ(夏の花)が咲き、真ん中にはユリ(春)の花が咲いています。

 アジサイといえば橘諸兄(たちばなもろえ)の万葉歌があります。
  「紫陽花の八重咲く如く やつ代に をいませ我が背子 見つつ偲はむ」(巻20-4448)
 意味は「あじさいの花のいくつもいくつも寄り合って一つの花の玉となるように幾千代かけて栄えませ、わが君よ、仰ぎつつ称えましょう」だそうです。
  橘諸兄といえば聖武天皇の后の光明子の姻戚で、藤原4兄弟が亡くなったあと、大臣となった人です。久米田寺の北方に諸兄の古墳があり、光明子の墓と伝わる供養塔が建っています。ところでわが君とは誰のことでしょうか?
 
b0326483_22404739.jpg
7月18日、オミナエシが咲きました。秋の花です。手前のミソハギも秋の花ですよね。

b0326483_22410998.jpg
 今年もキキョウが咲いています。キキョウは万葉の時代には「あさがほ」と言ったそうです。夏に咲く花です。
 「朝顔は朝露負(あさつゆお)いて咲くといへど 夕かげにこそ咲きまさるけれ」(巻10-2014)  
b0326483_22415185.jpg
  庭の片隅のプランターに咲いた花です。アセビ(あしび)だと思うのですが。春の花です。
b0326483_22410228.jpg
 7月30日、私の大好きなヒオウギが咲きました。ぬばたまの名で知られています。その実が黒いことから黒髪の代名詞となっていました。秋の花です。
 「ぬばたまの 黒髪かはりしらけても いたき恋には あふ時ありけり」(巻4-573)紗弥満誓(さみまんせい)
 意味は「黒髪が変わり白髪になっても心の痛い恋にであうことがありましたなあ」だとか。万葉の時代には恋の歌が多いですね。
b0326483_22423964.jpg


[PR]
by kigaaris | 2014-07-31 23:40 | 花のある風景 | Comments(0)