東 道のきのくに花街道

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夏休み 子どもと踊ろう 伝統の踊り

 この夏は子ども達と一緒に浴衣で踊りませんか?
 県内、県外を問わず、年齢を問わず、大人も子ども自由に参加できます。主催は「海南市無形民俗文化財の会」。この春発足したばかりです。海南市に伝わる無形文化財の「塩津のいな踊り」「つつてん踊り」「亀の川の念仏踊り」など、これまでは個々の保存会として継承してきましたが、近年、後継者不足が深刻となってきました。そこで今後はこれらの保存会が一つとなり協力しあって普及につとめようということになりました。
 【つつてん踊り】
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 「つつてん踊り」は江戸時代、紀州徳川家の保護のもと発展した紀州漆器の町黒江で踊り伝えられた。漆器は黒江湾から江戸、大阪そして瀬戸内を通り、九州など全国へ販路を広げていった。同時に漆器産業に従事する商人や木地師、塗師らが諸国から集まり、その技術を導入し、上方芸能の交流も盛んに行われた。

 この頃に祭りの芸能として唄と踊りが興り、漆器に携わる人達をはじめとする町の人々に支えられ、宴の席においても盛んに唄い踊られるようになった。

 この踊りは“ツーツーテン、ツーツーテン”という哀愁をおびた、三味線の伴奏の音が名前の由来。黒江の町で恒例の下駄市では、下駄の音を狭い路地に響かせながら、夜更けまで老若男女が集い踊り明かしたという。

 外題(演目)は21曲もあり、「お染久松」「近江八景」など。「近江八景」は漆器の町に移り住んだ近江木地師の望郷の思いが込められているようだ。昭和46年海南市文化財に指定。

 【塩津のいな踊り】
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 海南市下津町の塩津浦に伝承する「いな踊り」は寛永年間に宮座構成員48軒によって鯔(いな)の定置網が設置された時の漁業の動作を踊りにしたもので、江戸後期の文化、文政の頃のは最も盛んであった。郷土芸能として伝承され、昭和41年和歌山県文化財に指定。
 
 この踊りは毎年、冬季に回遊してくるに回遊してくる「いな」を漁獲する塩津浦あげての漁業の、「いな」を漁獲する動作を踊りとして振付し、毎年、盆の行事として漁民がこぞってこの踊りに参加した。又、不漁の年にはこの踊りを踊ることで漁の隆盛を計り、伝統的に受け継がれてきた。盆が近づくと瀬戸内、五島列島、関東方面へ出漁していた漁師たちが帰省し朝まで踊りあかしたという。
 
 あたかも「いな」が網の中ではねまわる元気な様子を基本の踊りとし、男女1組になって踊る「姿見踊り」、扇をもって踊る「扇踊り」などがある。近年、保存会の南方氏の尽力により近くの小学校たちが踊り伝えているが、ここでも小学生の数が少なく、継承が難しくなってきた。

 【亀の川の念仏踊り】
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 「亀の川の念仏踊り」は昭和56年海南市文化財に指定。(前項参照)

 今年夏休みの毎週土曜日、午後1時から海南市民会館と、水曜日の朝7時から南野上公民館で3つの踊りの稽古をはじめます。(参加無料、南野上公民館の朝ごはんは材料費一人300円)
 *講師は北村照美(つつてん踊り保存会) 南方嘉門(塩津のいな踊り保存会) 森本槇子 柿谷圭子 土井義弘(亀の川念仏踊り保存会)東 道(KCM)Ri-ya(KCM)

*7月21日「南野上公民館夏まつり」で3団体の発表会があります。

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海の近くで踊りの稽古のあと、海岸で貝がらや小魚を探す磯あそびや上級生は釣りもできます
*日時 8月23日(土)~24日(日)
*場所 海南市塩津小学校体育館周辺
*参加費 子ども1000円 大人2000円 (バーベキュー材料費)
*小学低学年は大人と一緒に参加してください。
*ボランティアスタッフ募集中!!
*お問合せ・申込み ℡073-487-1481
(南野上公民館 吉田)
 

 今年の夏休みは海南市内外の小学校と中学校の子供たち、そして大人たちにも呼びかけて、これらの伝統文化財の踊りと唄を広めていきたい思います。また、公民館の秋の発表会と藤白神社の「有間皇子まつり」にはさらに多くの大人と子供たちが出演してくれることを願っています。


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by kigaaris | 2014-06-05 23:04 | 海南無形民俗文化の会 | Comments(0)