東 道のきのくに花街道

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寒風の中、大辺路の富田坂を歩きました-5

 熊野古道大辺路ウオークの最後の頁を追加します。祝の滝分岐点から金網をくぐり、三ケ川バス停までの道は自然林に囲まれ、まさに大自然の懐にいるような気分にさせてくれる所です。三ケ川のほとりに梅の咲く季節でした。
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 道路の右手に梵字塔が立っています。この林道沿いには1基だけですが尾根上にはいくつかの石碑が祀られているそうです。梵字は古代インドの仏教とともに日本に導入されたサンスクリット語の文字で、その中で仏を表すものが供養塔や卒塔婆などによく見られます。この塔に記載の文字は大日、勢至、観音、薬師など十仏を表しているそうです。もともとは尾根上にあったものがいくたびか移動され、この地に建てられたとのことです。
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 さらに三ケ川に沿って歩くと、庚申さんが目に入りました。干支12支の「かのえさる」の日が60日に一度回ってきて、人々はその日の夜は眠らずに過ごすという習慣が各地に残っています。これは道教の教えで、その人の生きている間の善悪の行為によって寿命が決まると教えられていて、庚申の日に、人の身体に住む三戸(さんし)という虫が寝ている間に身体から抜け出して、天帝に日ごろの行状をつげ口すると考えられているため、寝ないで過ごすのだとか。農漁村の人々が朝寝しないように始まったとの説もあり、東北のネブタの始まりだとも言われています。
 村境のお地蔵さんと並ぶ庚申さんが熊野古道でもよく見られます。この辺りは村境であったようです。
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 祝の滝分岐点から約3、5キロの道をあるいてようやく三ケ川バス停につきました。今日歩いたのは24280歩、距離にして約15,5キロでした。皆様お疲れさまでした。

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by kigaaris | 2014-04-09 20:52 | KIGA・熊野古道歩こう会 | Comments(0)